日中協会会長として王岐山 中国副主席との会談・意見交換し、今後も両国関係の改善・発展に努めていく旨、相互確認を致しました。
以下、中国・新華社通信はじめ国内マスコミ報道記事です。
訪中のご報告を兼ねてご一読頂ければ幸いです。
『王岐山国家副主席が日中協会代表団と会見』と題して中国・新華社電CCTV13の8月24日19時の全国ニュースで約1分間放送しました。その内容は「24日、王岐山国家副主席は、中南海・紫光閣において、野田毅日中協会会長 自民党衆議院議員率いる日中協会代表団と会見した。王岐山副主席副主席は次のとおり述べた。日中の交流・往来は長きにわたるものであり、両国関係の長期的で健全かつ安定的な発展は歴史の潮流に順応し、両国人民の利益に合致する。今年は日中平和友好条約締結40周年であり、双方は、日中の四つの政治文書を基礎として、歴史を鏡とし、未来に向かう精神をもって問題と相違を適切に処理し、両国関係の前向きな改善の勢いを保つべきである。両国指導者が得た重要な共通認識を着実に実施し、引き続き歩み寄って実務協力を深化させなければならない。日中協会が、初心を忘れず、信念を確固たるものとし、民間友好の独特の強みを引き続き発揮し、両国関係の改善に積極的に貢献するよう望む。
日本側は次のとおり述べた。日中協会は、日中平和友好条約締結40周年及び中国改革開放40周年を契機とし、日中両国関係の改善・発展のために確固不動として新たな努力を行っていきたいと考えている。」といったものでした。
その他に日本報道各社は時事通信(北京時事)においては『日中関係改善を実感=中国副主席が野田毅氏と会談』(8月24日付)と題して、「中国の王岐山国家副主席は24日、北京を訪問した日中協会会長の野田毅衆院議員らと会談した。王氏は最近の日中関係について「非常に良い改善の勢いを見せており、自分自身としても実感している」と語り、年内の安倍晋三首相の訪中や来年の習近平国家主席の訪日実現に前向きな考えを示した。王氏は「現在立脚して未来を見据えることが関係を発展させる上で非常に重要だ」と強調した。王氏は習氏の盟友で昨秋の共産党大会で最高指導部のメンバーから外れたが、今年3月、国家副主席に就任。副主席として日本の政治家と正式に会談するのは今回が初めて。」と報道し、日経新聞は『貿易戦争 中国の王岐山氏 米国に強調呼びかけ』(8月24日付)と題し、「中国の王岐山国家副主席は24日、米中貿易戦争について「客観的データを基に理性的な認識を持つべきだ」と述べ、相互依存関係にある米中は協調すべきだと訴えた。「中国の内政は国民のより良い生活へのあこがれを実現することが大事で、そのためには平和発展が必要だ」とも強調。「中国と世界は切り離せない。貿易摩擦はあっても貿易戦争の認識はない」とも語った。北京を訪問した日中協会の野田毅会長との会談で述べた。日中関係ついては「改善の勢いを実感している。互恵関係を実現できると自信を深めている」と発言。年内の安倍晋三首相の訪中や、来年の習近平国家主席の来日を念頭に要人往来を推進することで野田氏と一致した。王氏は習近平の盟友で、3月に国家副主席に就任して以降、日本の要人と公式に会談したのは初めて。首相の訪中に向けて、関係改善の雰囲気を醸成する動きの一環とみられる。」
また毎日新聞は『王岐山氏が野田毅氏と会談 日中関係改善を評価 3月の就任後の王岐山氏、日本の政治家と初会談』(8月24日付)と題して、「中国の王岐山・国家副主席は24日、北京訪問中の、野田毅元自治相(日中協会会長)と会談した。野田氏によると、王氏は日中関係について「非常に良い改善の勢いを見せており、自分も実感している」と述べ、首脳往来の重要性でも一致。王氏は習近平国家主席の盟友とされ、3月の現職就任後、日本の政治家との公式会談は初めて。王氏は日中関係の現状を前向きに評価したほか、約70分の会談のうち半分近くを貿易戦争が激化する米中関係の言及に費やした。」
読売新聞は『米中間「貿易戦争との認識はない」…中国副主席』(8月25日付)と題して、「中国の王岐山国家副主席は24日、北京・中南海で日中協会会長の野田毅衆院議員と会談した。野田氏によると、王氏は日中関係について「悠久の歴史の中で主流は友好であり、学び合うことだ」と述べた上で、「非常に良い改善の勢いを見せている」と評価した。また、米中間の貿易摩擦について、「貿易戦争との認識はない。大量の客観的データをもとに理性的な認識を持つべきだ」と述べた」とありました。
日本テレビは『日中関係改善の勢い保つべき~王岐山副主席 中国 実質的な”No.2" 王岐山副主席 自民・野田毅議員と会談』(8月25日付)と題し、「中国の習近平国家主席に次ぐ実質的なナンバー2とされる王岐山副主席は24日、自民党の野田毅衆議院議員と会談し、日中関係の改善の勢いを保つべきとの考えを示した。王副主席は24日、日中協会の会長として北京を訪れている野田氏と会談した。王氏が副主席に就任後、日本の政治家と公式に会談するのは初めてで、国営メディアは、王氏が日中関係改善の勢いを保つべきとの考えを示したと伝えている。会談後に会見した野田氏も日中関係について、「王氏が非常によい改善の勢いを見せていることを実感していると語った」と話した。会談では、対立が激化している米中の貿易問題についても意見が交わされた。王氏は、「貿易摩擦であっても貿易戦争という認識はない」と述べたという。 アメリカとの対立面が強調されることを避けた王氏の発言からは、事態打開の糸口を探りたい中国の本音も透けて見える。」と報道されておりました。